銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第十一話 何度でも』


 や…やったッ!!
 さすが逃げない覚悟を決めた八軒! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!
 この親父に反論することがどれだけの大事か。あの兄貴でさえ、この呪縛から解き放たれるためだけに東大合格までこぎつけなければならなかったのだ。
 この八軒の成長は直前に中学の同級生で確かめられているっていう補強までされているのだ。そして、その根拠に今までの経験を上げてきてる説得力。やべぇ、かっこいい。


 まぁ多摩子の言うことももっともなんだけどね。
 確かに八軒は一度失敗した。それによって親父の信用を失ったかもしれない。その信用を御影で取り戻せるわけもない。むしろ、失敗した息子が他人の人生を左右する立場にいることが親として心配なのも当然といえば当然。
 ただ、そのことに八軒が気づいたことが重要で、それを成し得た多摩子はやっぱりしっかりしている。


 ここはいつでも即興バーベキューやりたい放題か(笑)。
 最後までウマそうすぎて腹が減る!!


 昔の俺とは違う発言がこんなにもしっくり来る主人公もないよなぁ。
 八軒にとってゴールは親父を納得させられた時なんだろうなぁ。今回ようやく向き合うことまで進んだので、これから何度失敗しても立ち向かっていくんだろう。


 総評。
 1期で解消できなかった親父との確執を一歩前進できたことが2期の最大の成長だよなぁ。
 そこに至るまでの過程の緻密さは1期と変わらず、主人公成長に最高の説得力を持たせることができた。
 いいぞ、もっとやれ(えー)。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第十話 夢』


 一瞬録画1話分飛ばしちゃったのかと思って焦った(笑)。
 御影ってしっかりものののイメージで勉強できるっぽいけど、農家ゆえの一般科目の全滅っぷりは御影でも例外ではなかったか。まぁ自分も社会はマジで苦手だったから人も事は言えないけど(えー)。リアルで赤点取り放題だったぜ(マテ)。
 しかし、逃げない覚悟を決めた八軒の責任の重さったらやばい。マジで御影の人生かかってるんで勉強教えるっていうだけでもこの重圧、高校生で背負うというのか。
 そして、自分自身の最大の鬼門である実家とも向き合う覚悟を決める八軒、まぁこっちはしぶしぶだけど(笑)。自分のことも少しずつ前に進んでるんだよな。


 いやぁ、さすがにここの描写まるっとなかったらどうしようかと。
 というわけで、大学行けで収まってるのは一般的と言えなくもないが、ちゃんと将来見据えた勉強しろってことだから説得力があるし、なにより金銭面がマジでヤバイのでここまで親に言ってもらえたのは最高の結果だろう。
 なにより八軒がいた事の意味の大きさに主人公の大切さを痛感するエピソードであった。こうやってちゃんと主人公絡んでくれるのホントありがたい。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第九話 最後の牛乳』


 逃げない覚悟を決めた八軒がついに御影を押し切った!
 そして、まさかの告白タイムに突入! うはー、御影あれ以降ちゃっかり意識していたのか(笑)。まぁ今の八軒なら惚れるのに十分な気概を持ち合わせてるからな。 
 でもまぁ、高校生の考える金を稼ぐ手段なんてたかが知れてるわな。結局どうしようもないことは変わらない。
 正直これをどうにかしようと思ったら農業の構造そのものを変えないとどうしようもない気がする。八軒には将来にでもその辺に切り込んで欲しいんだよなぁ。


 逃げない八軒がマジでかっこよくてさぁ。
 本当に他人ごとだから本当に見なくても良かったんだよ。だから心配して駒場なんかは悪態ついて追い返そうとしてるわけで。
 逃げないと決めただけではなく実際にこうやって行動するから、八軒は具体的な対処法を見出だせなくても主人公としてちゃんと信頼を勝ち取ってきたんだよなぁ。すげぇよこの作品。


 あぁ、そっか、御影にも夢があったんだ、すっかり忘れてた(えー)。
 ただ反対されるだけならまだしも現実的なお金の話をされて切り出すのは並大抵の勇気では出来ない。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第八話 八軒、咆える』


 チーズってマジで先生の趣味だけでしか作ってないのか(笑)。
 子豚の方は豚丼での成長がしっかりと効いてるのでいくら名前をつけてもまるで心配がない。むしろ生産者として愛情を持って育てることができるようになったということで大変喜ばしいことである。
 相川はホルスタイン部に入れてやるなよ(笑)。


 うわぁ、破産までかぁ…。
 厳しいとは思ってたけど最終局面まであっさりと到達していた程度とは。
 借金の保証人になってるっていうのがさらにリアルで怖いすぎる。
 他の面々のドライさ加減はマジでその手の話がゴロゴロあるからだろうなぁ。いわゆる会社経営というものが身近にない八軒にはそりゃショックでかかろうが。
 生産者としても喜びを感じ始めたこの矢先での落とし具合はさすが脚本うまいと言わざるをえない。楽しいことばかりじゃないよ、辛いこともあるということもしっかりと描写しなければないないのだ。


 八軒男を見せたぁぁぁっ!!
 問題はその手をつかむ具体的な対処法をひねり出せるかどうか。完全に他の家の事情に首突っ込もうっていうんだからもう婿に行くしかねぇ(えー)。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第七話 駒場、マウンドに立つ』


 内情を知ってる女子の面々が頼もしすぎてもう(笑)。しかもこれ、御影のためじゃなくてどっちかっていうと苦労してる八軒のためだからなぁ。信頼されてるなぁ。
 まぁデート先を話題に上った所に指定してしまった時点で八軒の負け確定であったが(えー)。


 野球ってのは何があるかわからんからなぁ、ホント。プロであってもフライ追いかけてセカンドとライトが交錯しちゃうくらいだぜ? いや、西岡頭とか首とか無事でよかった、ホント。赤星の二の舞いはマジで勘弁。
 駒場はこれでおそらく学校辞めちゃうんだろうなぁ。経済状況がやばそうだったが高校行くのもままならないほど悪化してたわけか。それとも母親の身に何かあったか。
 甲子園まで行けていたらスカウトの目にとまる可能性があったんだよな。さすがに地方大会の準決勝ではスカウトも行き届いたはいないだろう。実質この大会で駒場の夢は敗れてしまった。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第六話 御影、奮闘す』


 この親父は一応息子のことを心配はしてるんだな。
 おそらく八軒のことを未だに勉強だけが好きな人間だと思ってるんだろう。だから八軒がいくら説明したところで蝦夷農の良さが勉強では負けないことだけに終始してしまう。あのベーコンですらその固定観念を破ることが出来なかったのだから相当の堅物である。いや、ベーコン作りも“学業の一貫”として見ていただけなのかもしれない。
 八軒が倒れたのは確かに学校の責任、っていうか最初の段階で八軒だけに責任が集中していたことは明白だったんで、八軒が個人的にあれこれ手を出してなくてもやばかったんじゃないかと思ってたりする。


 お母さんの嘘は致命的過ぎる。父親との確執を知らないわけ無いだろうに、なぜバレたらやばすぎる嘘をついちゃったかね。まぁ接点がなさすぎるのでバレないと踏んでたんだろうが。
 ここでお金に八つ当りしそうになっても金を稼ぐ苦労を知ってる八軒が思いとどまるのは必然。それでも母親のお金を受け取れる気分になれず募金に突っ込む辺りもナイスな落とし所であった。金に罪はないからな。
 最後に、父親の理論を完璧に打ち砕く友達の心意気と自分の仕事の意義を確認できて男泣きする八軒にもらい泣き。いくら父親が否定しようとここにいる人達が八軒を認めてくれる、こんなに嬉しい事はない。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第五話 八軒、大わらわ』


 明らかに八軒だけが役職兼任しすぎだろ!? むしろ経営は多摩子のほうが適任だって!!
 で、学校で競馬やりたいんで競馬場作ります→許可どころか教師も参加ってアクティブすぎるぞ教師の面々(笑)。


 痛橇…だと!?
 こいつ、オタクだったのか(笑)。しかも微妙に上手い。これも許可しちゃうんだから蝦夷農すげぇ(えー)。いや、今どきオタク系出し物は珍しくないのかもしれんが。
 断れない性格の八軒、どんどん仕事が増えるのに気力でカバーするのはもう直前で倒れるフラグにしか見えない。マリみてでも使われたベタ展開だーっ!
 多摩子は意図してあの体型を維持してるのが逆にすごいよね(笑)。


 鈍感御影にやっと周囲から真実が語られたーっ!
 普通だったら周りがネタバレして余計なことをってなるが、ここまであからさまに八軒がアピールしてるのに気付かないのはさすがにフラストレーション溜まってたからグッジョブ過ぎる。
 御影は家庭の事情で自分がモテないと思い込んでたんだろうなぁ。しかし、高校生がそこまで考えて恋愛感情持てるかって言われるとそんなことは一般的ではないわな。跡継ぎ問題が深刻な農家ならではってことだろう。
 たしかに八軒は優秀だと思うけど、ネガティブ要素よりも楽観してヘマをするところの方が危険って思うのはメタ視点だからか(笑)。
 そして、やっぱり倒れるよねーっ!! お約束!!

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第四話 南九条、あらわる』


 巻き毛お嬢様が痛い人だったわけだが時期的に中の人も那珂ちゃん発言で痛い人になってしまったので、これからは声を聞くたびにげんなりするんだろうなぁとげんなりした。プロの声優がする発言じゃなかったわぁ。


 こんなあやうい乗馬でも落ちなかったらセーフっていうのはルール的にいいのか(笑)。芸術性っていう曖昧なものが考慮されないっていう点ではある意味フェアなのかもしれない。
 身内に見られて動揺する気持ちはわかるけど、ギャラリーで動揺する程度ではまだまだということだな。まぁ新人の八軒にそこまで求めるのは酷ってなもんだ。


 馬は軽車両だから今は左側通行を強いられているんだ!(えー)。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第三話 八軒、高く跳ぶ』


 これ、御影の言い分もわかるんだけど、だからって口頭で説明しないのは卑怯じゃないかなぁ。
 乗り手を替えて成功してる時点で八軒の問題だというのは分かるんだから、問題点を指摘してやるのは上級者としての責務じゃないのかなぁ。それを実践できるかどうかは別問題なのだから。


 別の組織の先達の振る舞いを見て馬に対するあり方を見出すだけの力は持ってるんだから、それを部活内で出来ないと決め付けるのは八軒のことを見くびってるようにみえるんだよなぁ。
 “自分で見出す故の馬の能力を最大限引き出す結果”を持ってくるために御影の評価下げるような脚本になってる気がしてならない。もっと自然に八軒が自発的に気づく話に出来なかったものか。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第二話 八軒、副ぶちょーを拾う』


 意外! それは犬!!
 犬を飼うことに問題はなくとも、世話をすること自体は個人に委ねられてしまうんだなぁ。猫は誰が世話してるんだろ。許可出すんならエサ代くらいは学校で負担してくれないものかね。自分で稼いでくる分マシだが。
 八軒はわからないことはしっかり徹底的に自分で調べて実行するから抜かりない。このあたりも信用を勝ち取る要因でもあるよな。ちゃんと努力するんだ。


 ちなみに、作者の実家の猫は鉄壁の三遊間で食い扶持を稼いでるらしいぞ(えー)。


 血は出なくてもさすがに首ついてるのはグロテスクよね(笑)。
 って、直腸検査だと!? 直腸検査と言ったらあれだ!!


 これかぁぁぁっ!!


 さすがに本物でやることはなかったか(笑)。しかし、練習用の機械が存在するんだな、すげぇ。
 牛の転倒はシャレにならないが、この状況で反応した八軒は何気にすごいと思うぞ。
 こうやってちゃんと行動で示しているから、八軒のお節介の誠意が駒場にも伝わるのである。
 自分の気持ちが他人に伝わるということはとても素晴らしいことだね。悶々としていた八軒もやる気になるってなもんさ。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『秋の巻 第一話 八軒、副部長になる』


 相変わらず飯の描写が美味そうすぎて困るな!
 牛のブラはさすがにこの会話の流れで勘違いしないほうがおかしいっていうか、ブラジャー=牛のっていう構図で統一されてる感じが非常識すぎてギャグに持っていくための無理矢理な展開っぽいんだけど、この辺も酪農家にとっては当たり前っていう『農家の常識は社会の非常識』に分類されるんだろうか(苦笑)。


 副部長就任は完全に将来部長昇格への布石としてなんだろうが、八軒のリーダーシップは1期を見ていてしっかりと育っていることがわかるので順当ではある。
 むしろ、副部長選抜時に抜けることを願望する辺りが御影の自分の気持ちを素直に表現せずに貯めこむ性格を表しているので、そのあたりも含めて先輩たちの見る目があったということだな。
 そして、八軒はよくも悪くも素直すぎるので、仲間が悩んでることに対して気になったら突っ込んでしまうのであった。過干渉なのは認めるがあの場面を魅せられて気にするなという方が無理な話ではある。実際に話を聞いてどうにかなるわけでもないかも知れないが、それだけの理由でなんの説明もせずに蚊帳の外にされる方がきついこともあるさね。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『第十一話 走り出せ、八軒』


 普通なら学校内で売買やったら問題になりそうなんだが、自分で金出して作った商品だから問題ないという判断なんだろうなぁ。ていうか、学校が商売してるわけだし生徒にやるなとも言えないだろうしな(笑)。
 そして、ふっと現れてはいいこと言う校長先生。逃げることを肯定する作品って珍しいよなぁ。家畜と例えてる辺りが説得力あるし。


 さすがに野球の描写をちゃんとやる余裕はなかったか(当たり前)。
 これに感動するのはよく分かるが、感化されて体を動かしたくなる衝動を抑えきれない辺りが若いな(えー)。


 逃げることを肯定されても、あえて逃げる選択をしないのが八軒の成長なんだよなぁ。
 普通は割り切るもんなんだよ。だけど、割り切れないことを無理矢理割り切ることを八軒は逃げだと思っている。そう思わせたのはこれまでの農業経験なのは言うまでもなく、だからこそ“悩む覚悟を決める”という結論でも十分な成長なのであった。


 総評。
 とにかく主人公の心情変化の表現が細かく丁寧で、それ故に最終的な変化にものすごい納得を与えてくれた良作でした。
 2期もあることが発表されているのだが、ここで終わっても別に問題ないくらいスッキリした展開だったなぁ。
 やっつけてないのは八軒の親の一件だけだが、これは2期でなんとかなるだろう。
 これはさすが荒川弘なのかアニメスタッフの力か、それとも両方か。
 とにかく続きも楽しみである。

銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 『第十話 八軒、豚丼と別れる』


 唯一八軒に対してあからさまに不穏な態度をとっていた吉野がちゃんと八軒を認める発言をしてくれたのは有難いなぁ。一番の障害であった吉野を陥落させたことで八軒の行動を最終的に正当なものへを昇華できる。
 常磐は勘違いするのは勝手だけど、内容が洒落にならないだけにどう見ても積極的に噂を広げた罪は重いんで、ちゃんと学校で処分がされてるのはしっかりしているなぁ。ギャグで落としてもスルーしないっていうのは評価。
 解体は学校でやらないんだなぁと思って見てたんだが、さすがに専門色が強すぎて実習では無理なのかね。業者の人もちゃんとわかってくれてる風でナイスである。こういう生徒を何人も見てきたに違いない。


 で、八軒の手で解体する過程をすっ飛ばして大丈夫かなぁと思ってたんだが、そこを補うために授業で解体シーンを見せるっていう徹底っぷりに演出の良さを痛感せざるを得ない。
 マジで穴がないわこのアニメ。


 でも最終的に自らの手で加工して食べるまでの描写ももちろん忘れない。
 ちゃんと食えたな。
 葬式発言も普通のキャラが言えば不謹慎に映る可能性もあるんだけど、親父を亡くしている駒場だから説得力がある。
 命を屠る。その感謝と供養も忘れない。食う以上は美味しく食べるための努力を惜しまない。
 「いただきます」はその食材への感謝だという。だが、それだけでなくその食材を作った人々に向けられたものであることも自覚させされるのであった。

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